岸信夫防衛相は15日、ロシア海軍全艦隊による演習について「この時期の全艦隊による大規模演習は異例」とツイートした。同日、防衛省は2月1日以降に日本海周辺で確認された24隻のロシア艦艇の写真を公開した。

岸防衛相によると、ロシア海軍は全艦隊を出動させ、各基地周辺海域や地中海、北海、オホーツク海、大西洋、太平洋において、1月から2月にかけて軍事演習を実施するという。

大規模な軍事演習の目的について、岸防衛相は「昨今のウクライナ周辺の露軍の動きと呼応する形で、東西で活動し得る能力を誇示する意図があると考えられる」と述べた。

防衛省は同日、2月1日以降に日本海及びオホーツク海の南部で活動するロシア海軍艦艇など24隻の写真を公開した。ウダロイ級駆逐艦やキロ級潜水艦、ステレグシチー級フリゲート、戦車揚陸艦などが確認されている。

防衛省・自衛隊は、海上自衛隊の「P－3C」哨戒機や護衛艦を派遣し、情報収集と開会監視を行った。