[台北 20日 ロイター] – 台湾経済部が20日発表した11月の輸出受注は、予想以上に増加し過去最高となった。年末商戦を前にハイテク関連需要が引き続き旺盛だった。ただ経済部は来年には多くの不確実性があると指摘した。
11月輸出受注は前年比13.4%増の655億ドル。ロイターがまとめた予想中央値の5.8%増を上回った。増加は21カ月連続。
国・地域別では、米国からの受注が前年比10.8%増で、10月(0.5%増)から伸びが大幅に加速。中国からの受注は25.3%。10月は21.7%増だった。
欧州からの受注は2%減、日本は0.7%増だった。
経済部は、サプライチェーン(供給網)の問題が緩和しつつあり、年末に向けてノートブックパソコンや5Gなどのハイテク製品の需要が堅調だったと説明した。12月の輸出受注は前年比0.1%減─2.4%増、2021年年間は前年比24.9─25.2%の増加を予想した。
ただ、来年については、新型コロナウイルス流行などの不確実性が多く、今年の高い水準との比較で高い成長を達成できるかは不透明と指摘した。
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