岸田文雄・自由民主党総裁が4日、第100代首相に選出されたのを受け、台湾の蔡英文総統はツイッターで祝福のメッセージを投稿した。外交部(外務省に相当)も報道資料のなかで、基本的価値観を共有する日本と台湾の友好関係をさらに深めていくと姿勢を示した。
蔡英文総統は「岸田文雄総理大臣及び新内閣の誕生を心よりお祝い申し上げます」と岸田新政権の誕生を祝福した。そして「岸田新首相と一緒に、台湾と日本の友好関係をさらに深めていけるよう期待しています。同じ民主主義国家どうし、これからも連携を強めていきましょう!」と日台関係の強化に意欲を示した。
同日、台湾の外交部は公式ホームページ上に報道資料を公開。岸田氏の首相就任を祝福した。災害や新型コロナウイルス感染症に直面した際の助け合いの精神は、日本人と台湾人が培ってきた相互への信頼のうえに成り立っていると述べ、この「良き善の循環」を継続していくことを強調した。
そのうえで、日本と台湾は自由、民主、法の支配、人権そして市場経済等の価値観を共有し、自由で開かれたインド太平洋構想と国際秩序を重視していると記した。
台湾外交部はさらに、日本との全方面での実務交流を深め、インド太平洋地域の平和、安定そして繁栄に寄与していきたいとの考えを示した。
(王文亮)
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