香港大紀元の印刷工場が暴徒によって襲撃された事件を受けて、中国の人権問題を取り上げる書籍の作者で漫画家の清水ともみ氏からコメントが寄せられた。また、日本ウイグル協会の理事を務めるグリスタン・エズズ氏は大紀元の取材に対し、「襲撃事件は香港人の知る権利に対する冒とく」と述べた。
清水ともみ氏
書籍『命がけの証言』や『私の身に起きたこと とあるウイグル人女性の証言』の作者で漫画家の清水ともみ氏は、香港大紀元襲撃事件についてコメントを寄せた。以下がその全文である。
度重なる襲撃や放火にも犯人を突き止められない香港警察に、
その中身の変貌ぶりを改めて感じる。
襲撃者、または襲撃を指示した者にとって
大紀元の記事はよほど都合が悪いのだろうか。
彼らが「読まれては困る」と全力で叫んでいるのが、この一連の印刷所襲撃だと考える。
暴力によってペンを折る行為は、
正義においては負けを認めるのと同じである。
いかなる理不尽な暴力にも屈しない大紀元の姿勢を支持します。
清水ともみ
日本ウイグル協会理事「知る権利に対する冒とく」
日本ウイグル協会のグリスタン・エズズ理事は、香港大紀元に対する襲撃は、香港市民の権利に対する冒とくであると厳しく糾弾した。
「一般市民だったらわざわざ印刷工場に入って壊したりしない」とエズズ氏。「大紀元は香港で真実を伝えている。中国共産党がどのように香港の市民をだまし、香港市民にはどのような未来が待っているかを大胆に伝えた結果、中国共産党の攻撃する対象となったのも事実」。
「機械を壊して、印刷物を作れないようにしてしまうということは、香港市民の真実を伝える権利を奪うことにつながる。間違いなく中共だろうと思う。こういう手段で香港市民が真実、中国が香港でやっていることの本質を香港市民に知らせない、そういう機会を与えないための行動だ」。
エズズ氏は次のように締めくくった。「(香港大紀元に対する襲撃は)香港市民の知る権利を妨害することになるし、明らかな犯罪行為である。香港市民の知る権利に対する冒とくだ」。
(王文亮)
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