ホンジュラス、テドロス氏に台湾のWHA参加を直訴

2020/05/04
更新: 2020/05/04

中米のホンジュラスなどの国連大使はこのほど、世界保健機関(WHO)のテドロス事務局長とのテレビ会議で、5月中旬開催するWHOの年次総会である世界保健総会(WHA)に台湾を招くよう求めた。

米ボイス・オブ・アメリカ(VOA)5月4日付によると、ホンジュラスの駐国連大使、ジャンパオロ・リッツォ(Giampaolo Rizzo)氏は4月29日にツイッターに投稿し、他国の代表とともに、WHOのテドロス事務局長に対して、台湾のWHA参加とWHOのCOVID-19(新型コロナウイルス感染症、中共肺炎)会議への出席を求めたという。

リッツォ大使はツイッターで、テレビ会議の写真の他に、中共肺炎のパンデミック対策において「誰も置き去りにしてはならない」と投稿し、ハッシュタグ「#TaiwanCanHelp」を付けた。「#TaiwanCanHelp」とは、台湾政府が世界各国にマスクなどの医療物資を寄付する時に使用するSNSでの標識である。

 

台湾外務省は3日、ホンジュラスなどの友好国に対して、中国当局からの政治的な圧力に屈しない勇気と友情に感謝するとの声明を発表した。また、5月18日、19日の日程で開催される第73回のWHAについて、オブザーバーとして参加できるよう引き続き取り組んでいくとした。

アレックス・アザー米保健福祉長官は4月27日、台湾の衛生福利部長・陳時中(日本の厚生労働相に相当)氏との電話会議で、台湾のWHA参加を支持すると表明した。

(翻訳編集・張哲)