昨年11月30日に台湾台北市陽明山にある中国文化大学のキャンパスで、約9時間輝き続けた虹が、このほど観測時間が世界最長だとして、ギネス世界記録に認定された。
台湾メディアによると、中国文化大学、台湾中央気象局、台北市観光伝播局などの関係者が17日、文化大学キャンパス内で行われた授賞式に出席し、文化大学の王淑音学長代理がギネス世界記録から認定証を受け取った。
これまでは、1994年にイギリスで約6時間観測された虹が最長記録だった。
昨年11月30日、文化大学大気科学学部の周昆炫教授は、同日朝6時57分に観測した虹が、午後の3時55分に消えるまで、8時間58分間、出現し続けたと投稿し、「ギネス記録を破った」と、自身のフェイスブックで喜びのコメントを書き込んだ。
また周教授が英メディア・デイリーメール(昨年12月1日付)の取材に対して、約9時間出現し続けた虹は「空からの贈り物だ」と述べた。また、この虹は全部で4層があり、「主要2層の虹は肉眼でも観測できる。ほかの2層の虹は副虹で、一部は場所や角度によって肉眼で見えにくくなっていた」と語った。
周教授によると、台湾北部で生じた季節風の影響で大量の水蒸気が陽明山の上に集まったため、虹が発生したという。
(翻訳編集・張哲)
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