紀元曙光(2016年2月9日)

2016/07/14
更新: 2016/07/14

2月8日は旧暦の元旦だった。中国人は古くから、新春を迎えるにあたり、旧年の四苦八苦を忘れ、新年に大きな望みを託すのだ▼しかし、生息環境の異変や現代文化の異化により、人々の幸福感はが年々低下し、失望感がしだいに深まってきた▼人生の意味を見失い、中国の未来にも期待が萎んだ人々に、江沢民がいずれ裁かれるなどを説けば、「それは猴年馬月のことだ」、とやり返される▼「猴年馬月」とは一般的に、望めそうもないようようたる未来を指し、話し手の諦めた態度を示す常套語だ▼しかし、伝統の暦には、非現実的とされる「猴年馬月」が確かにある。「猴年馬月」は12年ごとに巡り、丙申年の今年は「猴年」で、甲午月の5月(西暦6月5日から7月3日まで)は「馬月」だ▼悲観的な中国人にとって、丙申年は望外の驚喜をきたす「猴年馬月」になるのかもしれない。

この記事で述べられている見解は著者の意見であり、必ずしも大紀元の見解を反映するものではありません。