グーグルの自動運転車、バスと接触事故=米カリフォルニア

2016/03/01
更新: 2016/03/01

米カリフォルニア州車両管理局(DMV)は2月29日、グーグルが開発中の自動運転車が同月14日、公道で試験走行中にバスと接触事故を起こしたことを発表した。グーグル側は事故後、DMVに報告書を提出して通報した。

報告書によると、事故当時の自動運転車のスピードは時速3キロ以下で、道路の路肩に積まれていた土嚢を避けようとした際に、後方から時速24キロで走行してきた路線バスに接触したという。

車両には試験ドライバーが乗車していたが、バスが減速するか道を譲ってくれるものと判断し、そのまま自動運転を続けたという。

この事故に対し、グーグル側は一定の過失があったことを認めている。報道によると、同社の自動運転車は過去の走行テスト中に、他車から追突される接触事故が十数回起きた。

日本を含め各国で自動運転車の実用化を目指して開発が急ピッチにすすめられている中、今回の事故により、その安全性に関する議論が活発になるとみられる。

(翻訳編集・桜井信一、叶子)