【大紀元日本1月30日】中国チベット自治区の共産党規律検査委員会は27日、昨年チベット仏教の最高指導者であるダライ・ラマ14世側に機密情報を提供したとして、共産党幹部15人を処分したことを明らかにした。英紙BBCなどが報じた。
それによると、チベット規律当局は昨年、チベット独立を狙う地下組織に参加したり、ダライ・ラマ14世側に情報提供したりするなど「国家安全保障を脅かす厳重な規律違反の疑い」として、15人の党幹部に対して調査を行っていると発表した。関係幹部の名前や役職などは明かされていないため、チベット族である可能性が高いとみられる。
28日付米AP通信は、独立運動支援で処分した違反者の公表は異例なことであり、チベットの情勢不安が広がっていることを物語っていると分析した。
2008年にチベットで発生した大規模な暴動以来、中国当局はチベット自治区での抗議行動に対する警戒や取り締まりを一段と強化している。
(翻訳編集・王君宜)
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