【大紀元日本1月22日】中国黒竜江省建三江地区で19日、弁護士ら8人は、被告人の親族と弁護団に通知せず公判が開かれたとして司法当局に抗議し、「あらゆる法的手段で争い、関係者の責任を追及する」との姿勢をみせている。被告人4人は中国で禁止されている伝統気功・法輪功の愛好者である。大紀元が関係者を取材した。
弁護団の説明によると、4人は昨年3月下旬に弁護士とともに拘置所を訪れ、不当に勾留されている仲間の愛好者の釈放を求めたが、社会秩序騒乱の容疑で逮捕された。「その際、依頼人たちに違法な行為は一切なかった」と弁護士は言う。
同行の弁護士4人も一時身柄を拘束され、肋骨を骨折するなどの拷問を受けた。
昨年12月中旬の第一回の公判で、「法輪功有罪ありきで裁判が公平ではない」として弁護団が審理途中で退廷した。
家族と代理人弁護士が知らないまま8日に行われた2回目の公判では、裁判長は「弁護士全員が自ら辞任した」と被告人らに説明。被告人らは無罪を主張し自己弁護を行った
弁護団は、公判の日時を知らせず、検察が起訴状を改ざんして重要な証拠を隠ぺいし、依頼人らが深刻な虐待を受けたなどを挙げ、「数々の重大な違法行為があった」と主張している。
欧州議会人権委員会のクラウス・ブフナー議員は2回目の公判の直後、フェイスブックで黒竜江省司法当局の一連の対応を厳しく非難し、収監中の法輪功愛好者の釈放とその信仰の自由の保護を求めた。
(記者・駱亜、翻訳編集・叶子)
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