香港民主化デモ、再び警察隊と衝突 催涙スプレー使用も

2014/11/07
更新: 2014/11/07

【大紀元日本11月7日】旺角(モンコック)デモ占拠区で6日未明、デモ隊と警察隊の間で3回にわたって衝突が起きた。警察は再び催涙スプレーと警棒を使用した。デモ参加者ら数人が負傷し、病院に運ばれた。

民主化デモを主導する団体の1つ、香港学生連盟(学連)は6日午後、記者会見を開き、今週末の北京への代表者派遣をしないと述べ、9日日曜日にほかのデモ団体とともに香港でパレートを行うことを明らかにした。北京当局は強硬な姿勢を示しており、北京での最高指導部との対話実現が難しいため、学生らは代表者派遣を断念したとみられる。

中国共産党の機関紙は5日、社説を掲載し、北京で最高指導部と直接対話を図ろうとする香港民主派学生らに対し、「北京に来た場合、法律に基づいて対処する」と警告した。

民主化選挙を求める香港の「雨傘運動」は開始から41日目に入った。たびたび催涙弾や催涙スプレー、親政府派の攻撃、梁振英・行政長官の警告、警察隊の強制排除や暴力などに直面している民主派学生と市民らは、依然として、街頭で抗議を続けている。

(翻訳編集・王君宜)
関連特集: 国際