香港人気俳優、民主化デモ支持 中国で広告放送禁止

2014/10/21
更新: 2014/10/21

【大紀元日本10月21日】中国のメディア監視機関、国家ラジオ映画テレビ総局(SARFT)は、香港人気俳優の劉德華(アンディ•ラウ)と周潤發(チョウ•ユンファ)の両氏に対し、中国での広告放送などを禁止すると口頭で命じた。米政府系放送局ラジオ・フリー・アジア(RFA)が14日にツイッターの情報を引用して伝えた。

アンディ•ラウ氏やチョウ•ユンファ氏などの人気俳優は、公の場で香港「雨傘運動」を支持し、香港警察の催涙弾鎮圧を非難した。中国での広告放送禁止は両氏が香港の民主化運動である「セントラル占領」デモを支持したことに対する中国当局が取った強制措置だとみられる。

チョウ•ユンファ氏は香港紙アップルディリーの取材で、「デモは平和的だったので、政府は暴力や催涙弾を使う必要がなかった」と指摘し、「市民と学生の勇敢な姿に私は感動した。…学生は冷静だった。政府が市民や学生が満足できる解決案を出せば危機は終わるだろう」との見解を示した。

アンディ•ラウ氏は、自身の公式サイトに「香港人は香港を愛するべき。自分自身を大切にし、他人に奉仕する。催涙弾は要らない、暴力は要らない、罵声は要らない」と書き込んだ。

(翻訳編集・王君宜)