【大紀元日本10月10日】10日午前8時頃、韓国南西部・全羅北道扶安郡の西約144キロ・メートルの沖合で、海洋警察の取り締まりに激しく抵抗した80トン級中国漁船の船長(45)が銃撃を受け、死亡した。
韓国海洋警察当局によると、船長が海洋警察の取り調べに対して激しく抵抗したため、警察官が警告発砲をした。腹部を撃たれた船長が腹痛と呼吸困難の症状を訴え、ヘリコプターで近くの病院に搬送されたが到着前に死亡したという。
中国の漁船と韓国海洋警察との衝突はここ十数年間、相次いで発生している。中韓両国は2001年、漁業協定を締結した。それにより中国漁民は先祖代々操業している多くの伝統的な漁場を失った。さらに環境汚染や資源枯渇が漁民らの生活を脅かしており、中国の漁船が頻繁に国境を越えて不法操業を行う原因となっている。
(記者・朴蓮/翻訳編集・王君宜)
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