香港大学生、大規模の授業ボイコット

2014/09/23
更新: 2014/09/23

【大紀元日本9月23日】香港の大学・専門学校生が22日、行政長官の選挙制度民主化を求め、事前発表通りに一週間の授業ボイコットをスタートした。20校以上のおよそ1万人が参加したとみられる。

学生らは午後2時から、香港中文大学のキャンパスで大規模な集会を開いた。

2017年の香港次期行政長官選挙について、「一般有権者による指名」の立候補制度と、一般有権者の直接投票による長官選出という国際慣例の「普通選挙」の実施を要求、「陰の共産党員」と揶揄されている梁振英行政長官ら政府高官の辞任を迫っている。

学生リーダーは演説で「授業ボイコットは(中国に対する)反撃の第一歩だ」と強調し、民主化実現まで全員が徹底抗戦するよう激励した。

関係各校の教職員約380人は21日、授業ボイコットを支持する声明を発表した。26日には一部の高校生も授業ボイコットを実施する予定。

新長官選挙制度は、中国全国人民代表大会(全人代)が8月31日に決定した、民主派の出馬を事実上不可能にするものだ。「一国二制度」に背反するとして香港各界が強く反発している。民主派団体は10月1日、香港の金融街セントラル(中環)で大規模な座り込み抗議(セントラル占拠)を行う計画である。

 (翻訳編集・叶子)