中露首脳会談 天然ガス売買契約が難航

2014/05/21
更新: 2014/05/21

【大紀元日本5月21日】上海で20日に行われた中露首脳会談で、双方は4000億ドル(約40兆円)に上る天然ガス売買契約の合意が得られず、交渉が難航している。ニューヨーク・タイムズが報じた。

報道によると、商業的考慮が交渉を支配し続け、中国とロシアは天然ガスの価格で10年以上にわたり交渉を行ってきたという。

習近平国家主席とプーチン大統領との20日の会談後、ペスコフ露大統領報道官は「協議は継続している」と述べ、双方がまだ合意できていないことを示唆した。

欧米の同盟国はウクライナのクリミア編入問題でロシアに制裁をかけているため、ロシアは欧州以外に天然ガスの販売ルートを求めている。中国も経済発展を促進しようと、多大な石炭依存を避けようとしている。それゆえ、両国が合意に達する可能性が大きいとみられていた。

(翻訳編集・王君宜)