【大紀元日本9月12日】9月に入り、中国では軍事演習が目白押し。米国やパキスタン、東南アジア諸国連合(ASEAN)などとの合同演習のほか、国内の大規模演習も始まっている。
9日、中国海軍と米海軍は米ハワイ・ホノルル沖で、捜索・救難活動の合同演習を行った。両海軍が合わせて艦船4隻とヘリコプター3機、兵力1000名以上を動員。中国の艦船が米国を訪れるのは2006年以来だという。
同日、インドネシア・ジャワ島で始まったASEAN加盟10カ国と日本、米国、ロシアなど18カ国が参加する初の大規模対テロ訓練にも中国が参加。各国の特殊部隊の隊員ら約870人が参加した。
また同日の米軍事専門誌ディフェンスニュースの報道によると、中国とパキスタンは9月第1週から3週間にわたり、新疆ウイグル自治区のホータン地区で空軍による共同演習「Shaheen 2」を実施している。同演習は隔年で中パが相互に開催するもので、今回はその2回目。中国国内で行われる空中戦訓練に外国の戦闘機が参加したのは今回が初めてだという。
さらに10日、中国国内で兵力4万人以上を動員した大規模軍事演習「使命行動-2013」が始まった。長江下流を含む華東地域やその南にある華南地域で10日間あまりにわたって各種の演習を実施する。
この軍事演習に参加しているのは、南京軍区・広州軍区の陸軍部隊、海軍東海艦隊・南海艦隊、南京軍区の航空部隊。東海艦隊の担当海域には尖閣諸島(中国名、釣魚島)周辺が含まれている。
(翻訳編集・張凛音)