【大紀元日本12月21日】湖南省岳陽市平江県に住むロウさん(28)夫婦は今、赤ちゃんの誕生を迎えようとしている。「ウチはとても幸せだ。天国にいる母に感謝しなければならない。母が、携帯電話で私たち夫婦の縁を繋いでくれた」とロウさんは嬉しそうに話す。
三湘都市報によると、ロウさんは以前、故郷を離れて働いていた時に、病弱な母親のために携帯電話を買ってあげた。しばらくして母親は癌で亡くなったが、夜になると思いが募り、ロウさんは母親の携帯によく電話をかけていた。何度かけても「現在、使われていません」というメッセージが流れるだけだったが、それでも三カ月間、毎日電話をかけ続けた。
昨年12月、ロウさんがいつも通り亡くなった母親の携帯に電話をかけると、母親が好きだった曲の呼び出し音が流れた。驚いたロウさんが思わず電話を切ろうとすると、向こうから女性の声が。「どちら様?」 ロウさんがおどおどしながら自己紹介すると、女性は笑った。ロウさんが電話をかけた理由を話すと、なんと女性も最近父親を亡くしたばかりだという。二人は親近感を覚え、その後連絡を取り合うようになった。
そして今年7月、二人は晴れて結婚した。ロウさんの母親が生前望んでいたことは、ロウさんの幸せな結婚だった。
母親の携帯で結ばれた二人。ロウさんは不思議な縁を感じている。
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