オバマ大統領が北京入り 直訴者42人、強制連行される

2009/11/18
更新: 2009/11/18

【大紀元日本11月18日】16日から中国を訪問しているオバマ大統領に会うため、直訴者グループが中国各地から集まっている。

中国当局は、オバマ大統領の訪中直前から直訴者や弁護士、人権活動家などを監視していた。15日、北京では毒粉ミルク事件の被害者が警察によって逮捕され、湖北省のウイグル族人権運動家・姚立法氏が連行されている。また、上海では数十人の直訴者が逮捕されている。

上海在住の直訴者グループは16日、オバマ大統領の到着に合わせて北京に駆けつけたが、その大半は公安当局によって連行された。

直訴者グループの1人・李恵芳さんによると、16日早朝、北京に到着した直訴者は約80人。夜8時半過ぎ、グループは二手に分かれ、夕食会が開かれる「釣魚台賓舘」付近でオバマ大統領が来るのを待っていた。間もなくパトカーが到着し、42名が連行された。李さんによると、待っていた直訴者らは横断幕など所持しておらず、ただ静かに待っていただけだったという。

(翻訳編集・叶子)
関連特集: 国際