【大紀元日本8月10日】台湾では、8日に上陸した大型台風8号「モーラコット」の影響で、河川が増水し、約20基の橋が分断され、一部の地域では2000ミリ以上の降雨量が観測された。少なくとも3人が死亡、19人が負傷し、31人が行方不明となっている。
台湾中央気象局のデータによると、台湾南部の屏東県だけでここ3日間の降雨量は1400ミリにも達し、土砂崩れなどで一部の道路は寸断されている。屏東県の一部の村は、丸ごと洪水に呑み込まれたという情報も伝わっている。また、9日には、南東部の台東県で、洪水によりホテルが倒壊した。
台湾ではここ数カ月、60年来の深刻な干ばつに見舞われており、上半期における降雨量は例年平均値の約半分しかなかった。
今回の豪雨は、過去50年で最悪となっている。