米NYフラッシング事件、米議員らが強い関心を寄せる

2008/06/06
更新: 2008/06/06

【大紀元日本6月6日】中国共産党(中共)が米ニューヨーク・フラッシング地区で、共産党からの脱退を支援するボランティアたちに対して、在外中国人を扇動し、法輪功(ファールンゴン)学習者に対して暴力・暴言を振るわせた事件に米議会から強い関心が寄せられた。6月4日、法輪功学習者・李祥春博士は米下院のナンシー・ぺロシー議長に対して、ニューヨーク・フラッシング地区で中共が行った行為を訴え、在住華人に法輪功学習者への恨みを扇動し、襲撃させた事件を説明し、中共領事館の彭克玉総領事が自らこの事件に参与したと話す電話録音および資料を手渡した。議長は、議会はすでに米連邦調査局(FBI)に対して、今回の事件について問合せが行われ、FBIに対して法輪功学習者を保護するよう求めたことを明らかにした。

2008年6月4日昼、法輪功学習者・李祥春博士は米下院のナンシー・ぺロシー議長に対して、中共がごろつきを雇い、ニューヨーク・フラッシング地区で、在住する華人に法輪功学習者への恨みを扇動し、襲撃させた事件を訴えた。さらに、中共領事館の彭克玉総領事が自らこの事件に参与した電話録音および資料を手渡した(大紀元・亦平)

2008年6月4日、米首都ワシントン・DC議会にて開催された「六・四天安門事件記念集会」に参加した多くの議員が、今回のフラッシング事件に強い関心を寄せた。

ニュージャージー州連邦共和党のクリス・スミス下院議員は取材に対して、「我々はFBIに対して、中共政権が米国で法輪功学習者への襲撃を防ぐよう要求し、法輪功学習者の安全を守るよう求める」と語った。

中国人学生やその他の中国人の中には、米国に住むようになってから、中共独裁政権の手がすでに米・欧およびその他の国々に伸びていることを意識する人がいると、スミス議員は指摘し、これがまさに、北京独裁政権の抑圧本性の現われだと語った。

スミス議員は、実際、中共は自国のほかに、海外で好き勝手にしても懲罰は受けないと思い込んでいると指摘し、「法輪功は中共政権が最大の敵だとみなしているが、法輪功団体は完全な非暴力的活動を行っているから、我々は法輪功学習者を保護すべきだ」と主張した。

米議会外交事務委員会メンバーで、フロリダ州共和党議会下院のイリナ・ロス・レイティネン議員は、「法輪功に対して、未だに迫害を続けていること自体がとても悲しいことだ。我々は議会外交事務委員会でも、法輪功学習者を保護する行動を積極的に行い、国際社会の関心を寄せるように呼びかける」と強調した。

報道や関連写真を入手した米議会人権事務議員主席で、カンザス州連邦上院のサム・ブラウンバック議員も強い関心を示した。

2008年6月4日、米議会前で開催された「六四天安門事件記念集会」で演説を行った
カンザス州連邦上院のサム・ブラウンバック議員(大紀元・麗沙)

米議会外交事務委員会メンバーで、フロリダ州共和党議会下院のイリナ・ロス・レイティネン議員は「立て続けに非難を受け、『忍耐』し、『良いことを行う』平和的な法輪功学習者まで中共政権の脅迫を受けていることは、まさに、中共政権が恐れている現われだ」と語った(大紀元・麗沙)

ニュージャージー州連邦共和党のクリス・スミス下院議員(大紀元・麗沙)

(記者・亦平、翻訳/編集・余靜)