【人権聖火リレー】3月末より中国大陸にて同時進行

2008/02/24
更新: 2008/02/24

【大紀元日本2月24日】世界各国の医師、弁護士、政財界、人権団体、一般市民など、450人以上からなる「法輪功(ファールンゴン)迫害真相調査連盟(CIPFG)」が主催する「同じ世界、同じ人権」を謳う「人権聖火リレー」は、今年の3月末に中国国内でも正式に活動展開することを発表した。日増しに深刻になっている中国の人権侵害と、中国共産党(中共)政権の暴政を白日の下にさらし、中国の多くの民衆の強い要求に応えるためだという。

CIPFGの人権聖火リレーは昨年8月9日にギリシヤのアテネで点火してから、すでに26カ国、80都市を経てリレーが行われ、2月18日にイスラエル入りした。3月末に中国にて、中国人民の「人権は要るが、五輪はいらない」の心の声を国際社会へ届けるようにするのが目的。

CIPFGによると、不当逮捕などの大規模な妨害が予想されるため、中国大陸で行なわれる人権聖火リレーは実際に走る形ではなく、特殊なリレー方法を採用するという。また、今回の活動で訴える内容は「同じ世界、同じ人権」として、主題歌の「人権聖火の歌」、「人権聖火」が使われ、チラシ、電子メール、論壇、ネットサイト、マスメディア、携帯ショートメール、Skype、Tシャツ、野球帽または紙幣に印をつけること、建築物或いは交通手段にペインティングすること、黄色リボンをつけることや風船を放つ等の方法によると明らかにした。

人権聖火リレー活動を支援するミスカナダのナザニン・アフシン-ジェムさんが代表として、リレーが中国入りすることをシンボルの黄色いリボンを中国地図につけた(大紀元/連震黎)

一方、予定するリレールートは、現在中国で人権侵害が発生している場所および人権を守るために、抗議が行われている都市・地区、歴史において、中共が暴政を強いたまたは人民が暴政に反抗した重要事件発生場所、中共の歴史および現実において、所謂「象徴的」および「敏感な」場所、中華民族の発展歴史および重大な良い改革を象徴する事件の重要場所、有名な観光地、五輪に関係する都市および北京市などを中心に行なわれる予定。

CIPFGは、各リレー方式の設計見本および入手方法は近日中に公開するとし、大陸の民衆が自らのデザインを使用することも歓迎すると示した。

 (記者/林采薇・劉宇晴、翻訳・編集/余靜)