【大紀元日本10月5日】 米連邦準備制度理事会(FRB)のグリーンスパン前議長は10月1日、中国の株式市場はバブルの兆しが強いと指摘した。
グリーンスパン氏はロンドンで開かれた質問会議で上記の発言をし、「この領域におけるバブル現象の定義を知りたいならば、これ(中国での今の状況)は実例の一つ」と述べた。
同氏は、新興経済の株式市場がバブルの崩壊を待ち構えているかの問題を説明する際に、上記の発言をした。
BBC中国語ネットは、「中国の経済成長率は2ケタを保っている。大量の資金が中国の株式市場に流れているため、上海市と深セン市の市場が過去数年間、迅速な発展を遂げているが、外部は強く憂慮している。中国当局が銀行の預金利息を上げ、株式市場の加熱に歯止めをかけようとしているが、大きな成果が得られていない」などと報じた。
グリーンスパン氏は、1987年から2006年まで米連邦準備制度理事会(FRB)議長を務めていた。就任直後の1987年に起きたブラックマンデーを巧みな金融政策で乗り切り、アメリカの実体経済と金融政策の権威とみなされた。議長退任後、イギリスのブラウン財務相の名誉顧問に就任した。
(翻訳/編集・叶子)
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