ロシアのフリステンコ産業エネルギー相は31日、ロイターとのインタビューに応じ、中国に天然ガスを輸送するパイプラインの建設について協議していることを明らかにした。パイプラインは向こう5、6年のうちに一部が完成する見通しという。また、中国のエネルギーセクターに対する投資拡大に関心がある、と述べた。
同相は「中国に天然ガスや原油を供給するためインフラを開発する」と述べうえで、ロシア政府がシベリア東部・西部のガス田からガスを運ぶパイプラインを建設したい意向であることを明らかにした。建設に関する決定は、中国のガス市場の発展や、エネルギー市場全体の再編の状況に基づいて下すという。
同相は「パイプラインの規模や、建設の日程は協議中だ」と述べた。
[パリ 31日 ロイター]