【大紀元日本4月10日】海外中国知識人が主体となり、思想と文化の自由を提唱する「中国自由文化運動」委員会が8日、ニュージーランドのオークランド市で2007年度精神信仰特別賞受賞式を開き、法輪功修煉団体に2007年度精神信仰特別賞を授与した。同運動を発起した前北京大学法学教授・袁紅氷氏は授賞式で、今回の授賞は、中国の自由知識人が初めて、法輪功修煉者が中国大陸で受けている迫害について、社会運動の形式で中国共産党政権に正式に抗議すると同時に、法輪功修煉団体に敬意を表す行動であると述べた。今回の授賞を通して、中国知識人の良知が蘇えるように願っているという。賞金は5万ニュージーランドドル(約430万円)。。
袁紅氷氏は祝辞で、「20世紀末から現在まで、この世界では中国大陸において最も厳重な人権災難が起きている。これは中共暴政による法輪功修煉者に対する政治迫害。この迫害は人類の良知に深いダメージを与えた。しかし、今日まで進展してきた歴史が、中共暴政はすでに失敗の終末に向かっていると宣した。中国共産党(中共)の残酷な迫害に直面しても、法輪功修煉者が平和的かつ勇気ある行動で中共暴政に対抗し、歴史に残る高い評価を得た」と法輪功団体を賞賛した。
司会者の仲維光(ドイツ在住哲学者・社会学者)氏が、思想の自由を追求する中国の知識人として、法輪功を授賞をすることは、すでに遅すぎたと発言した。「我々は、法輪功が弾圧された時点、声を上げるべきでした。現在はすでに遅すぎます。今、やっと声を出したことに、少しほっとしています」。
自由中国文化運動委員会の費良勇氏(民主中国陣線主席、ドイツ在住)は挨拶で、「法輪功学習者がスタートした、中国共産党関連組織からの脱退運動は、中共に、政治と政権の危機ももたらし、中国の民衆を喚起し、中共政権の脅威を乗り越えさせた」「中共政権が3ヶ月以内に法輪功を滅ぼすと宣言したが、8年も経た現在、法輪功は世界でますます発展するようになっている」という。
自由文化運動委員会の劉陽氏は、法輪功学習者が、中国人の道徳を向上させたほか、中共のインターネット閉鎖を突破する技術を提供し、中国の自由社会の進歩に多大な貢献をなしたと指摘した。
法輪功スポークスマン張而平氏は、中国自由文化運動委員会に、感謝の意を表し、多くの海外中国人が中共の党文化(専制独裁の共産党文化)を解体し、中華正統文化の復興に積極に関わることに喜びを感じていると発言した。自由文化委員会を含め、中国民衆が中華伝統文化への帰属は、中国共産党を解体する力となり、中国共産党による肉体と精神の束縛と制御から解放する有力な手段であると指摘した。張而平氏は、委員会に、法輪功創始者・李洪志氏の書「復興中華神伝文化」を贈呈した。
法輪功スポークスマン張而平氏(右)、中国自由文化運動委員会に、法輪功創始者・李洪志氏の書「復興中華神伝文化」を贈呈した
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