【大紀元日本3月21日】ロシアのケメロボ州ノボクズネツク近郊のウリヤノフスク炭鉱で19日、ガス爆発事故が発生し、死者106人。その内、同炭鉱所有する企業の殆どの責任者が含まれている模様。救助隊は14チームに分かれて救助を行っている。
情報筋によると、爆発が発生したときに、同企業主管者らが炭鉱内で英国製の新しい安全システムの視察を行っていたという。当局によると、英国からの監査員も死亡したという。同炭鉱の設備はロシアにおいて、もっとも現代化とされているものだけに、今回の爆発事故でロシア非常事態省が受けた衝撃は大きいという。
今回の爆発事故は、これまでに最多死者を出した事故であり、政府当局は3月22日から24日を追悼日に設定したと発表した。救助の指揮を執っているロシア非常事態省のシァウイグ事務局長によると、炭鉱内の通気が悪いなどの複合的な要素によって、救助が影響されているという。
情報筋によると、爆発時に炭鉱内は少なくても203人がおり、すでに106人が死亡を確認されており、93人が救出された。一方、行方不明者4~6人がいるため、救出作業が続けられているという。
行方不明者がいるため、救出作業が続けられている(AFP/Getty Images)