【大紀元日本9月23日】米国「魏京生基金会」、在米の台湾人、チベット人、モンゴル人、ベトナム人などのアジア自由民主団体の指導者らが19日午後、米国国会議事堂内で首脳会議を開き、東アジアの民主と人権を推進し、一致団結して共産中国当局の独裁専制に対抗するため、「アジア民主同盟」の結成を宣言した。
「中国民主運動海外連席会議」魏京生主席をはじめ、「台湾人公共事務会」陳文彦事務局長、「国際チベット独立運動協会」スポークスマンのジャンヨン・ロブ氏、ベトナム民主運動の代表及び「モンゴル人民党」代表・席海明氏など五個団体の指導者らが、17日から協議討論に入り共同認識に到達、19日に国会議事堂内で決議案に正式署名した。魏京生氏は、中国共産党の独裁と暴力で政権維持のルールに対して、「アジア民主同盟」は新しい原則を設け、異なる見解と意見を包容し、お互いに主張と妥協しながら、一致団結して奮闘していくと述べた。
米国議会議員のフランク・オールフ氏が会議に駆けつけ、祝賀の意を表した。オールフ議員は、「アジアの民主団体は長い間、分裂していたが、今日ここで、中国当局の迫害を受けてきた幾つかの団体が連携して、心と力を合わせ、中国での民主と自由の実現のために、共に努力していることを目の当たりにし、非常に喜ばしく感じる」と祝福の言葉を送った。
また同議員はベルリンの壁崩壊について言及、「だれもがその壁が一夜で崩壊するとは予測しなかった。ルーマニアのチャウシェスク元共産党独裁指導者が、在位中に最後に訪問したのは中国、彼は恐らく独裁の台本を中国に残した。なぜならば、中国ではルーマニアでの独裁の歴史が再び上演されているからだ」と語った。「あなたたちは緊密に団結しなくてはならない。しっかり歩んで行こう。そうすると、中国共産党には自ら変わるか、あるいは崩壊するかの道しか残されない。私は生きている間に中国での民主と自由の実現を必ず迎えられると確信する」と力説した。
モンゴル人民党の代表は、「共産党はわれわれの草原を破壊した。全世界は、スターリンの圧制を知っており、われわれの民族文化は急速に破壊されようとしている。われわれモンゴル人の生活は中共によって圧迫されており、より多くの人がモンゴル人の命運に関心を持ってくれることを願っている」と述べ、共同目標に到達するために共に努力できる連合体ができたことに喜びを表した。
それに対し、魏京生氏は、「中国共産党の迫害に耐え続けてきた多くの民族は独立することを願っている。中共当局はこのように同盟を結成することを最も恐れている。そのため、彼らは様々な手段を講じ、我々の分裂や妨害を図っている。しかし、このような最も困難な時期において、我々は中国共産党政権の崩壊を確信している。いま、中国人千数百万人が脱党したことも、ひとつの兆候である」と述べた。
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