中共海軍、2008年空母保有を目標

2006/05/10
更新: 2006/05/10

【大紀元日本5月10日】中国誌「多維月刊」によると、中共海軍は2008年を目標に空母を保有したい意向で、母港は海南島東亜になる予定、台湾海峡を臨むためだという。建造中の空母は、完成すると南海艦隊及び海軍司令部双方の指揮を受ける。

匿名消息筋によると、母港は海南島牙龍湾内の独立小湾に建設予定で、付近2km以内には有名ホテルなどがあり、基地建設用地はすでに整備され、防潜網も基礎工事が終了したが、陸上建設が未着工だという。

予定中の空母は、大連造船所で建造中のウクライナ製6万トン級「ヴァリヤーグ」(Varyag)で、空母艦隊は他に、護衛艦、駆逐艦、艦載機スホーイ級27などで補充編成される。

96年当時、台湾大統領選挙の最中、中共海軍が台湾海峡でミサイル演習を実施、これに呼応して米国が「二ミッツ」「インディペンデンス」を急派して鎮火した経緯がある。

現在、中共は「反国家分裂法」により台湾と、東シナ海ガス田では日本と係争中であり、中共海軍が空母を保有すると、台湾を始め日本や周辺諸国の中東輸送海路にも影響があるものとみられる。