中国10地区、同時ハンスト展開

2006/02/17
更新: 2006/02/17

【大紀元日本2月17日】中共政権による迫害に抗議するため、人権弁護士・高智晟氏など数人の人権活動家が発起人となったハンスト・リレーの参加者に対し、中共政権は逮捕や、恐喝、軟禁、監視などの手段で弾圧している。この暴力的な弾圧に抗議するために、高弁護士は「2月15日朝6時から、国内の省、市10

人権弁護士・高智晟氏(大紀元)

地区で、同時に24時間ハンストを行う」と宣言した。

15日の同時ハンストに参加するのは北京や、上海、山東、広東、江蘇、遼寧、浙江、河北、陝西、湖北など10地区の省と市で計45人。

情報によると、ハンストに参加した人々は、北京では四分の三が軟禁され、上海では監視、調査を受けた人が続出しており、一部の人は「社会秩序のかく乱」との理由で逮捕や訊問されている。

本紙の取材に対して、2回目のハンストに入った参加者の郭起真氏は「冤罪を12年間直訴してきたが、どの政府部門も取り合ってくれなかった。この問題が解決するまでハンストを続ける」と語った。

また、1989年の天安門事件の中で逮捕された民主運動活動家の莫建剛氏は今回の活動に参加し、「我々は非暴力の方式で抗争し、独裁に対する嫌悪を表わし、中共政権による国民への残虐統治を抗議する。これこそは真の自由と民主である」と語った。

香港の立法会議員、同活動に参加した何俊仁氏は、「中国国内にいる人権弁護士の活動の基本的な権利と人身の安全すら保障されなければ、「依法治国」(法律に基づいて、国家を管理する)の宣伝文句は国民を騙しているに過ぎない」と現政権を批判した。

台湾国民党の総裁・馬英九氏は、「人権を守ることは、世界の普遍価値である。あらゆる人権活動は注目されるべきだ」と表明した。

(記者・古清児)