【大紀元日本6月15日】米国紙ワシントン・タイムズ6月9日付報道で、ある極秘報告書の存在を明かした、その報告書には、過去十年間、アメリカ情報機関が、中国の軍事進展状況について、若干の重大情報を探知出来なかったことを指摘した。
報告書では、中国共産党が軍事情報を秘匿しすぎると批判。ある評論家は、情報部員らが責められるべきで、彼らは、中国軍事力を甘く見すぎたと意見を述べた。
ラムズフェルド国防長官は、中国共産党が、戦の争脅威がないにもかかわらず、軍費投資を隠し、軍事力を拡張し続けていると牽制した。国務長官ライス氏も、今週の談話の中で、中国軍事力の拡張に懸念を示した。
報告書では、中国の軍事拡張状況を以下にまとめている。
▽ 新型の長距離巡洋ミサイルを開発
▽ 米国のイージスの戦場管理技術を盗み取って、新型軍艦に装備する
▽ 新型の攻撃型潜水艦を配置する
▽ 高精度ミサイル開発、空対地ミサイルと新型高精度ロケット弾も含まれる
▽ 米国空母に設置している地対地ミサイルに対抗するため、関連軍事設備を開発している
▽ 先進的な武器を輸入している、ロシアの潜水艦、軍艦と戦闘機などが含まれる。
報告の中には、「驚き」という言葉が、繰り返し使われ、アメリカ情報機関が、中国軍事発展状況の把握に厳重な過失を犯したことを強調した。
報告書は、アメリカ情報部長John.D.Negroponte氏の部下で、首席情報分析官Thomas Fingar氏に交付されたという、彼はベテランの中国情報分析官である。
報告書では、アメリカ情報機構における中国情報専門家の責任を、厳しく指摘した、彼らは中国共産党とよい関係を構築することに専念するあまり、中国共産党に対する警戒感を薄め、わずかな情報しか把握できてないことにまったく気づかず、中国共産党が、アメリカを敵に仕立ていることにもまったく認識していない、と批判した。
アメリカは、中国に関する情報収集活動に、10年以上も翻弄された。
ご利用上の不明点は ヘルプセンター にお問い合わせください。