カナダでは最近、中共によるスパイ活動や外国干渉に関わる事件が相次いで明らかになり、外国勢力による浸透問題への関心が高まっている。専門家は、中国共産党(中共)の浸透工作には長期的な特徴があり、現在の安全審査や外国代理人制度には、情報の把握や制度の執行になお課題があるとして、国家安全保障上の防衛体制をさらに強化する必要があると指摘している。
専門家によると、中共がカナダにもたらす国家安全保障上の脅威は、もはや従来のスパイ活動にとどまらず、より巧妙な政治介入や影響力工作にまで広がっている。
カナダ首相の元国家安全保障顧問、リチャード・ファデン氏は「中共は世界のどこでも同じだ。常に分断を生み、対立をあおろうとする。それが彼らの行動パターンだ」と述べた。
専門家は、カナダの現在の安全審査制度は既存の情報データベースに依存しているため、これまで情報機関の監視対象になっていなかった人物は、潜在的なリスクがあっても速やかに把握するのが難しいと指摘している。
ファデン氏は、「安全審査の大きな課題の一つは、警戒対象として浮上するには、まずその人物が何らかのデータベースに登録されていなければならないことだ。カナダ安全情報局がその人物の忠誠性に関する情報を調べても、それまで監視対象になったことがなければ、安全許可を認めないのは極めて難しい」と見ている。
カナダでは今年8月、「外国影響力透明性・説明責任法」が正式に施行され、9月には初の登録情報が公表された。ただ、制度の監督や執行体制には、なお関心が集まっている。
外国代理人登録法案連盟の馮玉蘭代表は「今後、担当委員に今後の行動計画と具体的な実施日程を公表するよう求め、私たちも関連作業の進捗を継続して監視していく。また、委員会に対し、多言語対応の専用通報窓口を設置するよう求めている。市民が関連する事案を通報できるようにし、政府が対応して関係者の責任を追及できるようにするためだ」と語った。
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