中国共産党の軍事費の出所はどこから? 秘密の3つの財源とは 

2026/09/22
更新: 2026/09/22

オーストラリア在住の中国人学者、袁紅氷氏は、中国共産党(中共)の軍事費の半分が、表に出せないルートから調達されていると明らかにした。その中には、フェンタニルの製造や生体からの臓器摘出などの闇産業のほか、汚職官僚から没収した財産も含まれるという。

袁氏はこのほど、「看中国」のインタビューで、中共党首の習近平が権力を握って以降、中国経済は著しく衰退し、共産党の統治基盤を脅かす状態に陥っているにもかかわらず、習近平は軍国主義化を推し進め、軍事費を毎年増額していると述べた。

袁氏によると、習近平が毎年投入している秘密軍事費は、公表されている軍事費総額の半分近くに達しており、その財源は主に三つあるという。

第一の財源は、フェンタニルなどの麻薬の前駆体や原材料を大規模に製造する産業網である。中共が構築した麻薬製造に準じる組織には、新疆生産建設兵団が管轄する工場や農場のほか、中国司法省の管轄下にあり、全国に設けられた労働改造施設の工場や農場が含まれるという。

これらの施設で製造されたフェンタニルなどの前駆体は、主に海外へ大量に輸出され、米国や西側諸国における麻薬の蔓延を深刻化させていると袁氏は指摘した。

袁氏は、中共体制内の「良識ある人物」から得た情報として、習近平が権力を握って間もないころ、政治局会議で「かつて西側列強はアヘン戦争によって中国の門戸をこじ開けた。今、その報いとして米国や西側諸国で麻薬が蔓延している。これは『東昇西降』の流れを側面から示すものだ」と発言したと述べた。

さらに、中共はこの流れに乗り、「新時代のアヘン戦争」を展開すべきだとも述べたとされる。その後、習近平の発言は中共内部の「国家政策」になったという。

第二の財源は、人道に反する人体臓器の売買・移植産業網である。袁氏は、中共元党首の江沢民が法輪功への極めて邪悪な迫害を開始し、法輪功学習者から大規模に臓器を摘出することで巨大な移植産業を築き、中共政権に莫大な利益をもたらしたと述べた。

中共体制内の「良識ある人物」から寄せられた情報によると、現在、生体臓器は主に複数の機関によって個別に管理されているという。

第一は、中共中央軍事委員会の後勤部に属する軍の医療体系である。主に中共の国家副主席級以上の要人や軍高官への臓器移植を担うほか、海外のいわゆる政府要人や著名な金融関係者、企業家、メディア関係者、知識人、学者らへの臓器移植も担当しているという。

第二は、中国司法省に属する刑務所とその医療体系である。中国各地の刑務所に収容されている受刑者が、生体臓器の供給源になっているという。現在、中共の刑務所では、収容者の不審死が年々増加していると袁氏は述べた。

このほか、中国公安省に属する留置施設や拘置施設、新疆の「教育施設」、およびそれらに付属する医療機関も関与しているという。

また、中共の外務省、統一戦線工作部、中央対外連絡部は、統一戦線工作上の価値がある世界各国や台湾の臓器移植希望者との連絡を担っているとされる。中共は生体臓器移植を利用し、世界規模の浸透・拡張を進める政治的な統一戦線工作も展開しているという。

第三の財源は、中共内部の大規模な粛清で失脚した各級の官僚から没収した、いわゆる不正蓄財である。同時に、官僚の「白手袋」として資産管理などを担っていた民間企業家の個人財産も没収しているという。

袁氏によると、中共による官僚粛清には二つの目的がある。恐怖を生み出して習近平の権威を維持し、没収した財産を秘密軍事費や治安維持費に充てることである。

(責任編集:陳鎮錦) 

袁紅氷