米海兵隊 イラン油タンカーに乗船 封鎖執行の一環

2026/05/21
更新: 2026/05/21

米中央軍によると、米軍は4月13日のイランに対する封鎖開始以来、計91隻の船舶を転航させた。

米海兵隊は20日、イランの石油タンカーが米国によるイラン港湾封鎖を突破しようとしているとの懸念から、同船に乗船した。

中東における軍事作戦を統括する米中央軍(CENTCOM)は、第31海兵遠征隊の海兵隊員がイラン船籍のタンカー「M/T セレスティアル・シー」に乗船したと発表した。

CENTCOMはX上に投稿を共有し、海兵隊員が米軍艦からヘリコプターで出発し、イランのタンカーに接近して甲板に降下する映像を公開した。

「米軍は船を捜索した上で、乗組員に針路変更を指示して放棄した」とCENTCOMは述べた。

CENTCOMによると、米軍は4月13日の封鎖開始以来、91隻の船舶を転航させた。

封鎖はイランとの脆弱な停戦を背景に続いている。ドナルド・トランプ大統領はテヘランとの新たな交渉を進めており、戦闘は概ね停止している。

トランプ大統領は水曜日、コネティカット州に向けて出発する前に記者団に対し、「イランとの交渉は最終段階にある」と語った。

「どうなるか見守る。合意に達するか、あるいは少々厄介なことをするか、いずれかだ。だがそうならないことを願っている」とトランプ大統領は付け加えた。

トランプ大統領は19日にも記者団に対し、イラン当局者に「2日か3日、おそらく金曜か土曜か日曜、あるいは来週初め、限られた期間」に合意案をまとめるよう求め、応じなければ米軍の攻撃を再開すると警告した。

イランのイスラム革命防衛隊(IRGC)は水曜日、イランへの攻撃が再開されれば紛争は地域外に拡大すると警告した。

「約束していた地域戦争は今回、地域を超えて拡大する。われわれの壊滅的な打撃は、あなた方が想像もできない場所であなた方を破滅させるだろう」とイラン革命防衛隊はイラン国営メディアに提供した声明の中で述べた。

米軍当局者は公式に、38日間にわたる米国とイスラエルの継続的な空爆の結果、イランの攻撃能力は依然として大幅に低下していると報告している。

米海軍のブラッド・クーパー大将(CENTCOM司令官)は今週、下院軍事委員会に提出した書面声明の中で、一連の攻撃作戦によりイランの弾道ミサイル、ドライン、海軍産業の85%超が破壊または損傷を受けたと記した。

「弾道ミサイル貯蔵施設・システムへの450回以上の攻撃、ドローン発射部隊・貯蔵施設への約800回の攻撃により、イランの弾道ミサイル、発射車両、長距離攻撃ドローンの多くを破壊または埋没させた」とクーパー大将は付け加えた。

クーパー大将はまた、イラン軍が米軍の攻撃を受けたミサイル貯蔵施設の多くへのアクセスを回復したとする最近の報道を否定した。