トランプ政権は4月17日、核や航空宇宙関連の機密情報にアクセス権を持っていた米国人科学者および政府職員10人の不可解な死亡や失踪事件について、FBIと協力して調査を進めていることを認めた。
「これら不可解な事件への懸念が高まっており、真実を明らかにしようとするトランプ大統領の強い意向もある。そのためホワイトハウスは、FBIを含む全関係機関と連携し、全事案を網羅的に再調査して、事件の背後に隠された共通点がないか徹底的に洗い出す方針だ」と、ホワイトハウスのレビット報道官のは金曜午後のXへの投稿で述べた。
高度な機密プロジェクトに従事していた科学者や職員たちは、ここ数年の間に失踪、あるいは死亡し始めている。
「この取り組みにおいて、あらゆる手段を講じる。ホワイトハウスは状況が判明次第、随時情報を更新する」とレビット報道官は述べた。
レビット氏によるこの事実確認は、トランプ大統領がこれらの事件に関連性があるかどうかを調査すると発言した翌日に行われた。
トランプ氏は4月16日、記者団に対し「偶然であることを願うが、1週間半以内には判明するだろう」と語り、「ちょうどその件に関する会議を終えたところだ」と付け加えた。
失踪・死亡した関係者たち
ニューメキシコ州ベルナリージョ郡保安官事務所によると、行方不明者の一人には、2月27日に姿を消した空軍少将(退役)のウィリアム・“ニール”・マキャスランド氏が含まれている。
68歳の彼は、かつてライト・パターソン空軍基地の研究部門トップを務めていた。同基地は、陰謀論の間で1947年のロズウェルUFO事件との関連が指摘されている場所である。
彼はまた、ペンタゴン(国防総省)において空軍長官室の宇宙調達局長を務め、その後、調達・技術・兵站担当国防次官室の特殊プログラム局長を歴任した。
マキャスランド氏の妻の報告によれば、午前10時頃に彼が修理工とやり取りしているのを確認し、その後、彼女は11時10分に医療機関の予約のため外出。正午過ぎに帰宅したときには、彼の姿はなかったという。
アルバカーキ近郊に住む彼は、携帯電話や普段使っている眼鏡、ウェアラブル端末を置いたままにしていた。しかし捜査当局は、自宅から彼のハイキングブーツ、財布、そしてレザーホルスターに入った38口径のリボルバーがなくなっていることを突き止めた。
別の行方不明者には、マキャスランド氏と共に働いていたロケット科学者のモニカ・レザ・ハシント氏がいる。ハシント氏は2025年6月22日、エンジェルス国立森林公園でのハイキングを最後に行方が分からなくなっている。
さらに、疑問視されている事件の一つに、カリフォルニア工科大学の天体物理学者カール・グリルメア氏の射殺事件がある。
ハッブル宇宙望遠鏡やスピッツァー宇宙望遠鏡に関連するミッションに従事していたこの天体物理学者は、2026年2月16日、自宅前で射殺された。
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