国際 身近な製品が国家安全の穴になる可能性

中国製電子たばこ 「情報流出の恐れ」 米議会が警告

2026/02/08
更新: 2026/02/08

アメリカで流通する中国製の電子たばこをめぐり、米議会では警戒感が高まっている。

複数の共和党上院議員が連名で政府に書簡を送り、違法な中国製の電子たばこが国家安全を脅かす恐れがあると警告した。

議員らが問題視しているのは、健康被害だけではない。一部の電子たばこにはスマートフォンと接続する機能があり、使用者の情報や行動データが外部に送信される可能性があるという。悪意あるプログラムが仕込まれているとの懸念も示された。

こうした製品を軍関係者や政府職員が使用した場合、意図せず位置情報や個人情報が流出し、監視に利用される危険があると議員らは訴えている。

さらに、中国のたばこ産業は国家との結びつきが強く、違法取引で得た利益が中国の軍事や先端技術分野に流れている可能性もあると指摘した。

問題はこれだけではない。米当局は、電子たばこの取引がメキシコの麻薬組織と結びつき、犯罪で得た資金の移動手段や資金洗浄に利用されている疑いを把握している。フェンタニル関連の資金が含まれている可能性も指摘された。

電子たばこという身近な製品が、監視や犯罪資金の流れに悪用されかねない。そのリスクは、すでに私たちの生活のすぐそばまで迫っている。

李凌
中国出身で、日本に帰化したエポックタイムズ記者。中国関連報道を担当。大学で経済学を専攻し、中国社会・経済・人権問題を中心に取材・執筆を行う。真実と伝統を大切に、中国の真実の姿を、ありのままに、わかりやすく伝えます!