高市早苗首相は1日、2026年の年頭所感を発表し「日本に希望を生み出すことを、国民への新年の誓いとする」と表明した。昭和元年から100年の節目を迎えることに触れ、激動の歴史を踏まえつつ、将来への決意を示した。
所感では、昭和について「戦争、終戦、復興、高度経済成長といった未曽有の変革を経験した時代」と振り返り、「令和の現在も、日本と世界は大きな変化を迎えている」と指摘した。
現在の課題として、人口減少や物価高、戦後最も厳しく複雑な安全保障環境を挙げた上で「自由で開かれた国際秩序が揺らぎ、覇権主義的な動きが強まっている」と述べ、国際情勢への危機感をにじませた。
そのうえで高市首相は「暮らしや未来への不安を希望に変え、強い経済を築くとともに、日本外交を世界の真ん中で咲き誇らせるため、国家国民のために懸命に働いてきた」と強調した。
また、「歴史の中に未来の秘密がある」との岡倉天心の言葉を引用し、「昭和の多くの時代には『今日より明日はよくなる』という『希望』がありました」と語り「日本と日本人の底力を信じてやまない者として、激動の昭和を生き、先の大戦や幾多の災害を乗り越えて今の日本の礎を築いた先人の叡智(えいち)と努力に学びたいと思います。その上で、変化をおそれず、必要な改革を断行していきます」と決意を語った。
最後に、「日本列島を、強く豊かにしていくこと、そして、そのことを通じてこの国に『希望』を生み出していくことを、国民の皆様への新年の誓いといたします」と締めくくった。
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