2022年の安倍晋三元首相銃撃事件で殺人罪などに問われた山上徹也被告(45)の裁判員裁判第13回公判が3日、奈良地裁で開廷した。安倍氏の妻である昭恵さんが初めて出廷した。
昭恵さんは被害者参加制度を利用し、検察側の席に着いた。これまでの公判では代理人弁護士が出席していた。
被害者参加制度とは、殺人などの重大事件で被害者や遺族が刑事裁判に参加できる制度。裁判官の許可を得て、被告人に対し直接質問をすることができる。
11月13日の公判では昭恵さんの上申書が提出され、検察官が「悲しみを昇華できない。長生きしてもらいたかった」などと内容を読み上げた。
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