11月8日、中国江蘇省・蘇州市で開かれた警察イベント「警察オープンデー」で、女性警察官が運転するバイクが観客サイドに突っ込み、数人の幼児をはねる事故が起きた。
赤い服の男の子が数メートル先まで弾き飛ばされ、地面に倒れて泣き出した。母親が駆け寄り抱き起こすと、脚を痛めて立ち上がることができなかった。
一方、バイクを運転していた女性警察官は、倒れた子どもには目もくれず、まず自分のバイクの損傷を調べ、続いて近くの警察官に助けを求め、車体の引き起こしを手伝わせていた。最後まで、自身の運転で負傷した子どものもとへは向かわなかった。
この冷淡な行動に対し、SNS上では「人民、それも幼い子の身より愛車を心配するとは」と非難の声が噴出している。
事故後、警察は現場を封鎖し、「秩序維持」を理由に周囲の立ち入りを禁止。現在、この問題の映像は中国のSNS上から削除されている。
(当時の様子)
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