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トランプ大統領 米NYタイムズら再提訴 裁判所の棄却受け

2025/10/17
更新: 2025/10/17

トランプ米大統領は16日、ニューヨーク・タイムズ(NYT)と出版社ペンギン・ランダムハウス、さらにNYTの記者3人を相手取り、名誉棄損として約150億ドル(約2兆2000億円)規模で再提訴した。前回の訴えが裁判所に棄却されたことを受けた対応となる。

提出された訴状は40ページに及び、被告側が昨年の米大統領選前に発表した2本の記事と1冊の書籍について、「職業上の名誉を不当に傷つける虚偽の記述を意図的に行った」と主張している。

訴状では、NYT記者のスザンヌ・クレイグ氏やラス・ビュットナー氏、ホワイトハウス担当記者ピーター・ベイカー氏が被告として名指しされた。

米連邦地裁の判事は以前、初回の訴状(全85ページ)について、「連邦民事訴訟規則第8条の要件に明白かつ言い訳の余地なく違反している」として、文量の過多を理由に却下。トランプ氏に対し、28日以内の修正を命じていた。

NYTの広報担当者は、エポック・タイムズに対し「トランプ氏の訴訟には根拠がない」とコメントしている。

米国とアジア太平洋地域のニュースを担当するフリーライター。