中国 「一匹=金1グラム」の時代は遠く

上海ガニも凍える中国経済 消費の低迷と景気冷え込みで贈答需要が激減

2025/10/06
更新: 2025/10/06

中国の秋の味覚の代表といえば「上海ガニ(中国では大閘蟹と呼ばれている)」。

そのなかでも最高級品とされる「陽澄湖産(ようちょうこ・蘇州市内)」の上海ガニが、今年は例年の半値以下に暴落している。

かつては「一匹=金1グラム」と並ぶ高級品だったが、今年のギフト券は、8匹700元(約1万4千円)と、昨年から53%も値下がりした。

消費力の衰えと景気の冷え込みが直撃し、贈答需要は激減。蟹業者は「昨年よりさらに悪い」と悲鳴を上げる。かつて接待の象徴だった上海ガニが、いまや売れ残る時代になった。

「カニの値段は景気の温度計(カニの価格が市場の景気や環境に大きく影響される)」と言われるが、いま、その温度はすでに氷点下だ。

李凌
中国出身で、日本に帰化したエポックタイムズ記者。中国関連報道を担当。大学で経済学を専攻し、中国社会・経済・人権問題を中心に取材・執筆を行う。真実と伝統を大切に、中国の真実の姿を、ありのままに、わかりやすく伝えます!