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米保守系団体代表チャーリー・カーク氏 米ユタ州で銃撃され死亡

2025/09/11
更新: 2025/09/22

アメリカの保守系団体「ターニング・ポイントUSA」代表、チャーリー・カーク氏(31)が9月10日、米ユタ州オレム市にあるユタ・バレー大学でのイベント中に銃撃され、死亡が確認されたことが分かった。事件は日本時間10日深夜、同大学キャンパス内の屋外スペースで行われていた討論イベントの最中に発生した。カーク氏は学生の質問に答えていた最中、約180メートル離れた建物から発射された弾丸に首付近を撃たれ、出血多量により病院に搬送されたが、その後死亡が確認された。

事件直後には高齢の男性が逮捕されたが、取り調べ後に釈放された。その後、FBI長官カシュ・パテル氏は午後6時21分(米東部時間)に容疑者を拘束したと発表したが、数時間後にはこの人物も取り調べ後に解放されたことを明らかにした。パテル氏は「捜査は継続中であり、透明性の観点から情報は随時公開する」とXに投稿した。

カーク氏はトランプ大統領の熱烈な支持者かつ若年層への保守運動の指導者として知られており、今回の銃撃事件を受けてトランプ大統領はSNSで「偉大で伝説的なチャーリー・カークが亡くなった。彼ほどアメリカの若者に心を寄せた者はいない」と哀悼の意を表した。また副大統領や与野党の議員を含む多くの政治家が相次いで事件を非難し、「政治的暴力を許してはならない」と声明を発表している。

日本の参政党のウェブサイトによると、カーク氏は7日に東京都内の砂防会館で参政党イベント「反グローバリズムの潮流を掴む トランプ政権誕生の立役者チャーリー・カーク氏講演会」に登壇していた。参政党の山中泉・参議院議員はX(旧Twitter)上で「どんな状況でもこのような暴力を許容する社会は許されない」と発表した。

本件は保守・リベラルを問わずアメリカ社会全体に大きな波紋を広げており、改めて政治的意見の違いが暴力によって解決されるべきでないことが問われている。

エポックタイムズの速報記者。東京を拠点に活動。政治、経済、社会を担当。