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アメリカ大統領夫人がプーチンに書簡 ウクライナ児童拉致問題に言及

2025/08/16
更新: 2025/08/16

アメリカ大統領夫人(ファーストレディ)メラニア・トランプ氏が、ロシアのプーチン大統領にウクライナ児童の拉致問題を訴える書簡を送付。トランプ大統領は米ロ首脳会談の際、直接プーチン氏に手渡した。

8月15日、二人のホワイトハウス当局者は、メラニア夫人がロシアのプーチン大統領への私信の中で、両国の交戦によってウクライナとロシアの多くの子供たちが危険な状況にあると述べたと明かした。

トランプ大統領はアラスカで行われた首脳会談の際、この書簡をプーチン氏に直接手渡した。メラニア夫人はトランプ大統領に同行せず、アラスカには行かなかった。

当局者は手紙の具体的な内容を公開することは避けたが、書簡にはウクライナ戦争が引き起こした子供の拉致問題が含まれていると述べた。

ウクライナにとって、ロシアによるウクライナの子供の拘束は極めて敏感な問題である。

ウクライナ政府は、ロシアが家族や保護者の同意を得ずに数万人のウクライナの子供をロシア国内やロシア占領地域に連行したと主張している。これは戦争犯罪であり、国連条約が定めるジェノサイド(民族虐殺)の定義に該当するとしている。

ロシアはこれに対し、戦闘地域において弱い立場の子供を保護してきただけと主張している。

国連人権高等弁務官事務所は、2022年にロシアがウクライナに全面侵攻して以来、ロシアが数百万人のウクライナの子供に苦痛を与え、その権利を侵害してきたと指摘する。

15日、トランプ大統領とプーチン大統領はアラスカの米軍基地で約3時間にわたり会談し、ウクライナ戦争の終結について協議したが、停戦問題で合意には至らなかった。

李馨