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田母神俊雄氏が語る「日本の歴史認識とNHKの責任」 自虐史観からの脱却を訴え

2025/06/02
更新: 2025/06/02

5月30日、日本の真の独立を目指す有識者会議(ECAJTI)の記者会見が東京・内幸町の日本記者クラブで行われ、日本放送協会(NHK)に対して歴史認識の是正や戦後報道の見直しを求める公開質問状を発出した。

ECAJTIの有識者議員で、元・航空幕僚長の田母神俊雄氏は会見の中で発言し、日本が太平洋戦争(正式名称は「大東亜戦争」)で敗戦し、連合国による占領下に置かれたことで、GHQによる価値観が国家運営や報道の根幹に据えられたと指摘。「アメリカが善、日本が悪」という構図が押し付けられ、その歴史観が今なお政治、教育、マスコミに影響を与え続けていると批判した。

また田母神氏は、近年の日本の歴史認識やNHKをはじめとするメディアの報道姿勢に強い懸念を示し、「戦後日本が抱え続ける“自虐史観”からの脱却が必要だ」と訴え、「日本国民が考える誇りある歴史を取り戻さなければ、国はどんどん衰退するだけだと思う」と発言した。

NHKの番組制作について田母神氏は、大河ドラマや朝ドラで近代日本や旧日本軍を正面から描くことが避けられていると指摘し、「占領軍の歴史観に縛られている証拠」と主張した。また東郷平八郎や乃木希典といった歴史的人物が取り上げられない現状にも疑問を呈した。

また田母神氏は、政府与党である自民党に対し、「アメリカへの過度な配慮が日本の主権を損なっている」と言及した。

最後に田母神氏は、「日本が誇りある歴史を取り戻し、グローバリズムに依存しない真の独立国家になるには、まず歴史観の是正が必要」と強調し、NHKに対し「公共放送のトップにあるという立場を自覚し、今後、日本のこの自虐史観を修正すべく頑張ってほしい」と述べた。

エポックタイムズ記者。大学では地理学を専攻。主に日本の時事について執筆しています!