3月21日、広東省広州市にあるショッピングモール内で金を販売する「周大福金店」で強盗事件が発生した。
黒服の男が鉄槌でガラスケースを砕き、金の宝飾品4点を奪って逃走した。犯行時間はわずか数十秒だった。
強奪事件発生当時、男の犯行を止めに入る人はいなかったが、その犯行の様子は現場にいた人によってスマホで撮影され、SNSに拡散された。
映像には、鉄槌でガラスケースを砕き、手際よくこれらの宝飾品を奪い逃げ去る容疑者の姿がはっきりと映っていた。
翌日に容疑者の梁(男、34歳)を逮捕し、盗んだ宝飾品もすべて押収したと現地当局は発表した。
事件はネット上で大きな話題となり、中国経済の低迷による生活苦を背景に、今後、同様な事件が増えるのではないかと懸念の声が広がっている。
事件を受けて、中国のSNSでは「生活が苦しいから刑務所に行くためにやったのでは?」「借金取りから逃れるために刑務所に行きたいのか?」といった声が相次いた。
また、「みんな生活が苦しい、今後も同様の事件が増えるだろう」といった悲観的な意見も目立つ。
事件の波紋は広がるばかりだ。経済低迷が続く中で、今後も同様の強盗事件が増加する懸念は拭えない。
ご利用上の不明点は ヘルプセンター にお問い合わせください。