6日午前、東京都内を走行中の東北新幹線で車両の連結部分が外れる事故が発生した。JR東日本によると、午前11時半ごろ、上野・大宮間を走行していた東北新幹線下りの「はやぶさ」と「こまち」の連結部分が外れ、西日暮里駅付近の線路上で停車した。NHKなど大手メディアが報じた。
この列車は東京駅を午前11時20分に出発した「はやぶさ21号」(新青森行き10両編成)と「こまち21号」(秋田行き7両編成)で、「はやぶさ」には約450人、「こまちには」約200人の乗客が乗車していた。JR東日本は、突然自動的にブレーキが作動して停車し、車両を確認したところ連結部分が外れているのがわかったと説明している。
この事故の影響で、東北・秋田・山形・上越・北陸の各新幹線が運転を見合わせている。JR東日本は午後2時半ごろの運転再開を見込んでいる。
注目すべきは、2024年9月19日にも同様の事故が発生していたことだ。当時、古川~仙台駅間を走行中の東北新幹線「はやぶさ・こまち6号」の連結部分が外れる事故があった。JR東日本は今回の事故と去年のトラブルとの関連も含め、原因を調査している。
2024年9月の事故後、JR東日本は連結器を強制的に分離するスイッチの裏側から金属片が見つかり、この金属片の影響でスイッチが誤作動した可能性が高いと発表していた。その後、連結運転を行う新幹線全96編成の点検を行うなどの対策を講じていた。
今回の事故では、けが人は確認されておらず、車内の空調も正常に動作しているという。JR東日本は乗客の安全確保を最優先に対応を進めるとともに、早急に原因究明を行い、再発防止に取り組むとしている。
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