経済破綻した中国。中共当局は「情報封鎖」するばかりで、何ら有効な施策もとらない。
まず最初に申し上げたい。現代中国の状態は本当にひどい。日本のテレビに映る「繁栄大国」などでは、決してない。
中国経済は、完全に破綻した。
国も各地方も、財政は逼迫するばかりで、そのため給与削減の対象や範囲は拡大し続けている。
いまや民間企業だけでなく、かつて「鉄飯碗」と呼ばれ、給与の支給が比較的安定していた国有企業の職員や公務員、銀行員、公立学校の教師、ひいては医師や看護師など医療界の人員にまで、大幅減給の荒波が押し寄せている。そればかりか、何か月、なかには何年も給料をもらっていないケースもある。
武漢
「将来牽引力をもった大都市・一線都市になる可能性が高い」、新一線都市(15つ)の1つである武漢。
いま、武漢では一部政府機構も給料を払えないほど困窮しているという情報が入ってきている。武漢だけではない、かの北京でも同様の状況である。
2月19日、武漢にある民間の中学校「崇文外国語学校」の教師約40人が校門前に集結して「給料を払え!」と抗議していた。

1月にも中央企業「中国銀河証券」からの退職者、約千人が「毎月支払われる退職金の減額」に抗議して武漢にある会社門前で集団で権利擁護をしていた。

しかし、こうした「給料を払え!」「退職金減らすな!」の市民の悲痛の叫びは中国のネット上では封殺に遭っている。
しかし、日々増大する民衆の不満、封じ込もうとすればするほど、膨れ上がっていくものだ。
中国社会は今や「爆発寸前の火薬庫だ」と多くの専門家が指摘する。
時事評論家の李林一氏は、「今の中国社会は、すでに火薬庫のような状態になっている。今後このような状態が続けば、遅かれ早かれ中国では何か大きな事件が起こるだろう」と評した。
確かに中国社会が、すでに「爆発寸前の火薬庫」であることは、近年起きている社会報復事件や高官殺害事件が頻度を上げて起きていることからも伺われる。
これらの事件に対して、中共当局は「情報封鎖」するばかりで、何ら有効な施策もとらない。
NTD新唐人テレビの取材に応じたある武漢市民はこう嘆いている。「今は本当に景気が悪い、人員削減や給料カット、給料を滞納することが常態化している。そこで権利を主張するならば弾圧されるだけ、だから社会全体に邪気が充満している、まるでいつ噴火してもおかしくない火口にいるような状態だ」

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