中国 大型連休最終日の中国の駅での「悲しい」一幕

死の淵から生還した男の「第一声」に涙=中国【動画あり】

2025/02/07
更新: 2025/02/07

 

死の淵から生還した男の「第一声」で涙出た。

中国、旧正月の大型連休の最終日にあたる4日昼前、長沙南駅(湖南省)のホームで列に並んでいた中年男性(40前後)が突然意識を失い倒れた。

20分に及ぶ医師による懸命な救助の末、ようやく一命を取り戻した男性。その時、彼が発した「第一声」が「悲しすぎる」として中国のネットで拡散され、多くのユーザーの涙を誘った。

その第一声とは、「私は仕事にいかないといけない…」だった。

生還

医師が現場に到着したとき、男性はすでに心停止しており、口から白い泡を吹いていた。AED(心臓救命装置)や人工呼吸など医師による懸命な救命措置が施されて約20分後、男はようやく意識を取り戻した。

 

駅ホームで行われた救命措置の様子。(動画よりスクリーンショット)

 

死の淵から生還して、目を覚ました男の第一声は「私は仕事にいかないといけない…」であった。仕事に行かなければならないから、病院には行かないというのだ。

病院行きを拒否する男に対し、医師は「脳出血を併発している可能性もある」と説得にかかり、最終的にようやく男を救急車に乗せることに成功したという。

 

駅ホームで行われた救命措置の様子。(動画よりスクリーンショット)

 

「悲しすぎる…」

この件は多くの中国メディアも報じており、ネット上では「ついさっきまで死にかけていたのに、頭の中は生きるための仕事(稼ぎ)のことだけ」

「悲しすぎる現実」など、嘆きが広がっている。

未曽有の就職難に見舞われている中国。「仕事がある」というだけですでに勝ち組なのだ。

死の淵から生還した男の肩に、どのような重い荷がのしかかっているかは、知る由もないが、少なくとも「少しでも生活に余裕がある」のならば、仕事ではなく、大事をとって病院へ行くことを選んだに違いない。

 

李凌
中国出身で、日本に帰化したエポックタイムズ記者。中国関連報道を担当。大学で経済学を専攻し、中国社会・経済・人権問題を中心に取材・執筆を行う。真実と伝統を大切に、中国の真実の姿を、ありのままに、わかりやすく伝えます!