旧正月の初日となる1月29日に撮影された、中国最高裁前の風景はこれだ。
本来ならば「明けましておめでとう!(新年好!)」とあいさつしてまわるところを、不公正な仕打ちを受け、濡れ衣を着せられた陳情民たちは去年に引き続き、寒風が吹き荒れるなかでもこうして正義を求めて戦っている。
「還我公平(公正を返せ!)」、幾重ものバリケードに守られた重々しい最高裁の門前で、旧正月初日から響き渡る不当な仕打ちを受けた人々の叫び。
華人圏でよくいわれていることだが、現代中国において一番混んでいる場所は「最高裁前」「陳情局前」「米国大使館前」「病院のなか」だ。
しかし、民間からの「SOS」のSNS投稿は、ほとんどがすぐに封殺に遭う。中国共産党(中共)はそうした国にマイナスなイメージを与えかねない「不都合」な真実をとことん封じ込め、あたかも中国が「太平と繁栄にあふれた盛世」であるかのように世界に見せている。
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