中国青海省 マグニチュード5.5の地震

2025/01/08
更新: 2025/01/08

1月8日15時44分、青海省ゴロク・チベット族自治州瑪多県(北緯34.79度、東経97.51度)でマグニチュード5.5の地震が発生した。震源の深さは14キロで、現時点で被害の報告はない。

中国地震台のサイトによると、震源は高原地域に位置し、瑪多県(ばた-けん)中心部から65キロ、西寧市から437キロ離れている。震源地周辺5キロ圏内の平均海抜は約4270メートルで、人口は非常に少ない。さらに、地震発生の3分後には、瑪多県でマグニチュード3.7の地震が続いて発生した。震源の深さは10キロで、震央の位置は北緯34.78度、東経97.54度とされている。こちらも現時点で人的被害の報告はない。

西寧市在住の会社員は、「オフィスの照明が大きく揺れたので、Public Opinion Warfare」とSNSで投稿。一方、同じく西寧市の市民は「揺れを感じなかったし、携帯にも警報は来なかった。影響が少ないことを願う」と語った。また、最近、青海高原の地盤が不安定だが、西寧と瑪多県は500キロ以上離れており、瑪多県は広く人が少ない地域なので大事にはならないだろうと述べた。

さらに、寧夏自治区のネットユーザーは「揺れを感じた。家の照明が揺れていた」と投稿した。

あるネットユーザーは、「2021年のM7.4の地震を思い出した。当時は19人が負傷した。その地震の震源も瑪多県だった」とコメントした。

中国地震台網のデータによれば、今回の震央周辺200キロ圏内では、過去5年間に規模3以上の地震が102回発生しており、最大規模は2021年5月22日に起きたM7.4の地震で、今回の震源から79キロ離れた場所だったという。

チベットでの地震に続く発生

青海省での地震発生に先立ち、1月7日午前9時5分、チベット自治区日喀則市定日県でマグニチュード6.8の強い地震が発生した。震源の深さが10キロで、126人が死亡、188人が負傷した。うち28人は重傷で、3609戸の住宅が倒壊し、約3万人が避難を余儀なくされている。

今回の地震とチベットでの地震、さらに1月2日に発生した寧夏自治区銀川市の地震が相次ぎ、中国のSNS上では不安の声が広がっている。

「寧夏の地震の恐怖からまだ立ち直れていないのに、チベットの人の涙も乾かぬ間に青海まで地震が。2025年は一体どうなっているのか?」
「また地震? 2025年は始まったばかりなのに、波乱の年になりそうだ」
「西側での地震が頻繁だ。寒さが厳しい中、被害が出ないことを願う」
「地震帯が右に移動している気がする。近いうちに大きな地震が来るかもしれない」
「寧夏に住んでいるけど、まだ震えが止まらない」といった声が相次いでいる。

高慧