中国 何ともいえない「息詰まり感」漂う

中国、各地で年末年始イベント中止 「各地で無差別殺傷事件頻発」をうけ

2024/12/29
更新: 2024/12/29

「各地で無差別殺傷事件が頻発しているから」ーー。

中国当局は最近、上記のような理由のもと、公共の場に大勢の人が集まるあらゆる「年越し・新年を祝うイベント」を中止にしていることがわかった。

近頃では、「危険地帯」となった通学時間帯の小中学校の校門前にも、銃などを持った武装警察や軍人による警備が行われる学校も増えており、もうすぐ年越しだというのに、いまの中国は何ともいえない「息詰まり感」が漂っている。

 

(中国安徽省淮南市にある中学校「泉山湖中学」の校門前で警備する武装警官、2024年12月25日)

中共に騙され続けた中国国民

一体、どれだけの中国人が年越し・新年を祝う行事が禁止されると想像しただろうか? 

中国共産党は“人間は必ず天に勝つ”、”人為的に世の中を改造する“と叫び、共産党は“全人類の解放”、“大同の世(平等で自由な理想社会)”という理想を掲げ、中国の政権を簒奪した。

しかし現在、中国人民は年越し・新年を祝うことすら禁止されており、前首相李克強が暴露したように、中国国民の6億人は月収1千元(約1万5千円)と多くの国民が貧困にあえいでいる一方で、前中共党首・江沢民のー族は1兆元(約21兆6300億円)の海外資産を保有しているなど、全く“全人類の解放”、“大同の世(平等で自由な理想社会)”は実現されていない。

大紀元の共産党についての九つの論評【第二評】中国共産党はどのようになり上がったのかには次のように記されている。

「歴史上にある全ての団体と違って、共産党はマルクス・レーニンの理論を盾にし,勝手気ままに変え、全ての勝手な行動を正当化し、一部群集を巧妙に取り込み、強引な解釈を押し付け、毎日絶えず宣伝し続けた。 また党が永遠に誤らないことを証明するため、中共の政策と策略もこの理論に則って実施した」

「中共形成の歴史は邪悪大集合の過程であり、輝かしい事は一つもない。その歴史こそ共産党の非合法性を実証している。中国の国民が共産党を選択したのではなく、共産党は、外来の悪霊である共産主義を、党が連綿と継承している邪悪の遺伝子「邪悪、欺瞞、煽動、闘争、略奪、無頼、間諜、殲滅、制御」を発揮して、国民に押し付けてきたのだ」



共産党についての九つの論評【第二評】中国共産党はどのようになり上がったのか

近代の中国で、「共産党」が現れ、勢いに乗り政権を奪い取れたのは何故だろう。中国共産党が人々に植え付けてきたものは、「歴史が中国共産党を選択し、人民が共産党を選択した、共産党がなければ新中国も無い」というものである。

李凌
エポックタイムズ記者。主に中国関連報道を担当。大学では経済学を専攻。カウンセラー育成学校で心理カウンセリングも学んだ。中国の真実の姿を伝えます!