「シリア反政府勢力を監視中」= ブリンケン米国務長官

2024/12/09
更新: 2024/12/09

アントニー・ブリンケン国務長官は12月8日(日)に声明を発表し、シリアのアサド政権が反政府勢力に陥落したことを受け、シリアにおける平和的な政権移行への支持を表明した。

同氏は、その間、米国は反政府勢力指導者の行動を注意深く監視すると述べた。

「14年間の紛争を経て、シリア国民はようやく希望を持つようになった」とブリンケン氏は語った。

同氏は反政府勢力の指導者らに対し、人権を尊重し、民間人を守るために必要なあらゆる努力を払い、国際人道法に従うよう求めた。

「我々はここ数日の反政府勢力指導者らの発言に注目しているが、彼らがより大きな責任を負うようになるにつれ、我々は彼らの言葉だけでなく行動も評価するだろう」と語った。

ブリンケン氏はまた、アサド大統領の残虐行為の責任を問うというジョー・バイデン大統領の以前の発言を繰り返した。

「化学兵器の使用やオースティン・タイス氏のような民間人の不当な拘留、シリア国民に対して行われた残虐行為や虐待について、アサド政権とその支援者に責任を負わせるための国際的な取り組みを我々は支持する」とブリンケン氏は述べた。

タイス氏は2012年にシリア内戦を取材中に誘拐されたアメリカ人ジャーナリスト。

Emel Akan
エポックタイムズのホワイトハウス上級特派員、バイデン政権担当記者。トランプ政権時は経済政策を担当。以前はJPモルガンの金融部門に勤務。ジョージタウン大学で経営学の修士号を取得している。